尾島 修一
研究のキーワード
画像処理,画像認識,視覚科学,ヒューマンコンピュータインタラクション,BMI
これまでの卒業研究例
- GANを用いたモーションブラー除去に関する研究
- 動的被写界深度効果導入に伴うフレームレート低下のフォービエイテッドレンダリングを用いた改善に関する研究
- HMDを用いた歩行動作インタフェースの研究
- プロジェクタの多重投影における幾何キャリブレーションに関する研究
- RGB-DカメラからのIP用画像生成に関する研究
研究室の紹介
音、画像、生体等を対象として,それらの信号の測定・処理・表示技術に関わる研究が,情報化社会の進展に伴いますます重要になってきている.このような研究の成果として,スマートフォンに音声認識が搭載され,画像やレーダーによる自動車の自動運転の開発競争が激しくなり,医療分野での画期的な診断装置として最新鋭の医療画像装置が導入されてきた.
本研究室では,画像や生体を対象とした信号処理に関する要素技術を研究し,社会に役に立つ情報システムを開発することを目的としている.
画像に対する信号処理としては,2次元データおよび3次元データからの画像処理,画像認識に取り組んでいる.画像認識では主に深層学習を用いてさまざまな状態の認識を行っている.また,現在メタバースが注目されているVRおよびARに関しては,基本技術としての幾何キャリブレーションや,応用技術としてのヒューマンコンピュータインタラクションの研究を行っている.さらに,画像処理や画像認識の応用先として,コミックやITSを対象とした研究も行っている.
視覚科学と画像は深く関係していて,視覚科学に基づき設計された画像システムは,臨場感が高く,見やすく快適なシステムとなることが期待できる.このような画像システムを開発するために,心理的手法による視覚特性の研究を進めている.
生体に対する信号処理としては,視線および脳波を用いて情報機器の制御を実行できる方式の研究に取り組んでいる.