耿 学旺(コウ ガクオウ)
研究のキーワード
拡張現実、仮想現実、ラーニングアナリティクス、教育支援システム
これまでの卒業研究例
- ラーニングアナリティクスに基づく拡張現実を活用した複合動詞学習環境の開発・評価
- 教員向けデジタル教材のラーニングアナリストダッシュボードの開発
- XRを活用したシミュレーションにおける感情行動センシング技術の開発
研究室紹介
私はXR技術、生成AIなどの技術を活用し、教育分野における学習支援システムの研究を行なっています。
近年、XRはゲームやエンターテインメント分野で注目されていますが、実は教育や訓練の分野でも非常に有用な技術です。例えば、医療教育を考えてみましょう。医学生が実際の患者さんを相手に練習するのは難しく、また失敗が許されない場面も多くあります。そこでVR技術を使えば、仮想空間の中で何度でも練習ができ、失敗しても誰も傷つけることなく経験を積むことができます。私はAR/VRを用い、言語学習や養護教諭における学習支援システムの開発に取り組んでいます。また、最近ではマルチモーダルデータ(複数種類のデータ)の分析にも力を入れています。
もう一つの研究テーマは、ラーニングアナリティクス(Learning Analytics)と呼ばれる、学習環境に蓄積された学習データを収集、分析、測定するものです。教育現場では、オンライン学習システムや学習管理システムを通じて、学習行動に関する膨大なデータが日々蓄積されています。例えば、「いつ」「どの教材を」「どれくらいの時間」勉強したか、「どの問題を間違えたか」など、様々なデータが記録されます。これらのデータをラーニングアナリティクスのアプローチで分析することで、学生がどこでつまずいているか、どのような学習パターンが効果的かを明らかにできます。また、先生向けのダッシュボード(可視化システム)も開発しています。このダッシュボードを使えば、クラス全体の学習状況や個々の学生の進捗状況が一目で分かり、適切なタイミングで適切な支援ができるようになります。
これらの研究成果は、実際の教育現場での活用を目指しています。現在、複数の大学や教育機関と共同研究を行い、実際の教育現場で使えるシステムの開発を進めています。研究室では、データ分析ツールやプログラミング技術を学びながら、実際に社会で役立つシステムの開発に携わることができます。